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高校卒業後、僕はワーキングホリデービザを取得してオーストラリアでスキューバーダイビングのインストラクターになりたいという事を第一目標にして、98年8月中旬に19年間生活してきた日本を離れてオーストラリアに到着しました。出発前家族や友達から少しでも英語の勉強をした方がいいと言われていましたが、オーストラリアに行けばなんとかなると考えていたため、英語が得意な訳でもないのに全く勉強しませんでした。そんな僕はオーストラリアに到着した日に、日本で全く勉強しなかった事を後悔する事になりました。
まずブリスベンからゴールドコーストまで車で移動しました。その時は疲れていたせいか、特にこれから1年間ここで生活するという実感はなく平然としていました。そしてSurfers Paradiseに到着してofficeでいろいろ説明を受けた後、ホストファミリーを待っていると睡魔に襲われて眠ってしまいました。そして突然起こされると目の前にホストファミリーが立っていました。僕は一気に目が覚めて、ホストファミリーの車に荷物を乗せて初のホームステイが始まりました。ホストファミリーとの最初の会話が『How are you?』といわれて、僕は『I am 19 years old.』と言ったのを今でも鮮明に覚えています。そしてホストマザーが笑いながら何かを言っているのですが、何を言っているのかさっぱり分からずただ『OK! OK!』と意味不明な事を言っていました。家に着くと部屋に案内されました。
その時もいろいろと説明しているけど、何を言ってるのかさっぱり分かりませんでした。そしてホストマザーが僕の部屋を出て行った直後、僕は冷静に本当にこれはマズイ〜と思いました。そして夕食の時間になり僕は「旅の英会話」という本を片手にリビングルームに向かいました。さすがに本を持っていけばなんとかなるだろうと思っていましたが、あまり意味がありませんでした。確かに自分の言いたい事は本を相手に見せて伝える事は出来たけど、相手が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。僕はこの時本当に生活できるのかと不安になると同時に言葉の重要性を心から知りました。
でも僕は英会話学校に行く事になっていたので、そこに行けば絶対になんとかなると信じていました。そして数日後、英会話学校に行きました。そこにはたくさんの日本人がいて、ワーキングホリデーってこんなにたくさんいるんだ〜と思ったのを覚えています。そして友達も少しずつできてきましたが、ふっと自分が英語を勉強したいと思った時の気持を思いだしてこのまま日本人ばっかと話していたら確実に進歩しないと思い、オージーの友達をたくさん作って英語を聞く力を身に付けようと思いました。そして夜はオージーがたくさんいる場所で、いろいろな人に話しかけて早く英語に慣れていこうと努力しました。すると徐々に聞く力がついてきて、相手の言いたい事がなんとなく分かってくるようになりました。
そしたら次は単語や文法を覚えてそれが相手に通じるかためしてみたりして英語を使ってのコミュニケーションをとれるようになって、ようやく落ち着いてゴールドコーストでの生活を楽しむ事ができるようになってきました。 そして9月中旬、ずっと目的だったスキューバーダイビングのインストラクターになるためのコースを受けるために、Surfers Paradiseから直距離バスで約20時間北上してAirlie Beachという町にやってきました。最初の印象は、町も小さく遊ぶ所もなさそうだし、あんまりおもしろくなさそうと思いました。でも住む所は家のすぐ前でダイビングができて、Beachで日焼けができるくらい海の近くだろうと想像していたのでそれに関してはまた少し楽しみでした。そしてDiving shopのスタッフに車で家まで連れていってもらった時はまじで帰ろうと思いました。というのは周りには林がたくさんあって海の近くというよりは静かな森林地帯という感じがしたからです。そして荷物を置いてから宿題をわたされると、さらにSurfers Paradiseに帰ろうと思いました。
しかし、その気持が変わったのは2日後でした。それは僕のインストラクターコースよりも少し早くコースに入った人達のダイブマスターコースが始まってからです。僕は人が足りないという理由で、生徒の役目としてコースに参加させてもらいました。その時ダイブマスターコースを受けていた日本人は4人いました。それまではその人達とはあまり交流がなかったけど、その日から少しずついろいろな話しをするようになって、Airlie Beachでの生活が少しずつ楽しくなっていきました。そして到着から1週間後、Airlie Beachに来て始めてANACONDA という船に乗ってGreat Barrier Reefへのダイブトリップに行きました。夜の19時頃Airlie Beachを出発して朝方にはポイント近くまできていました。初めてReefを遠くから見た時はイメージとは少し違ったけど単純にすごいと思いました。
そしていよいよGreat Barrier Reef初のDiving出発時間がやって来ました。僕は楽しみにしていたけど、あまりすごいとは思わなかった。でも海はきれいだったし、魚はたくさんいたんだけど、僕の想像はもっとはるかにすごいと考えていたので、ちょっとだけしかすごいと思いませんでした。でも3泊4日のダイブトリップはすごくおもしろかったです。
その後、数回のダイブトリップに行きようやく11月上旬からダイブマスターコースが始まりました。この時点で僕の同期は4人でした。コース内容は今までとは違って、大変な所もありましたが教えてもらう事がすごく新鮮で楽しくやりがいのあるコースでした。その頃には僕よりも早くコースに参加していた人達は、インストラクター試験に合格していて何人かの人達は、僕達のコースにまっじっていろいろ教えてくれたりもしました。そして4人とも無事ダイブマスターコースを終了して、いよいよインストラクター開発コースが近づいてきました。僕は少し緊張してきたので、気分転換のためにWhitsunday諸島のハミルトン島とDay Dream島に同期の人と旅行に行きました。今思うとこの1泊2日の旅行は楽しめたし、次のコースに入るためのいい気分転換にもなって、すごく行って良かったと思っています。
そして11月下旬ついにインストラクター開発コースが始まりました。この時点で同期の人達は全部で15人いました。コースは確かに楽ではなかったけど、すごく充実していて楽しかったです。何よりここでの生活は、同じ目標を持った人間が集まって一緒に住んで、スーパーに買い物に行ったり、食事を作ったり、勉強したり、コースとは全然関係ない話しもできるし、コースが終わったらDive shopの人達とみんなで打ち上げをしてビリヤードをやったり、みんなでコース中の話しをしたりして今でもAirlie Beachでの生活は楽しかったと思うし、思いでもたくさんできました。インストラクター開発コースも全員無事終了して、残るはIE(インストラクター試験)だけとなりました。だけどここまで来たらなるようにしかならないなぁ〜と思っていました。
そして12月中旬、15人全員が合格してインストラクターになりました。この時僕は1人だけの力じゃ絶対に合格できなかったという事を心から思いました。だから自分が合格しても、他の14人全員が合格しないと心から喜びは味わえなかったと思います。その後も何日かAirlie Beachでの生活は説明しにくいけど、とにかく自分の好きな事を勉強できてすごく充実した毎日を送った気がします。そして15人の同期の人達の中で最年少だった僕は、たくさんの事を年上の人達から学んだ気がします。Airlie Beachを出た後は、同期の人達と車でSurfers Paradiseに戻りました。そして1999年をSurfers ParadiseのBeachで向かえました。
その後、僕はバリ島でインストラクターとして働く事になっていたので、準備がてら1度日本に帰りました。そして飛行機から降りた瞬間、冷たい空気と一緒に御飯の匂いがしたのを覚えています。そして2月中旬、バリ島に出発して約2ケ月間働きました。インストラクターになって初めての仕事だったので緊張もしたけど、すごく勉強になったし楽しかったです。僕はスキューバーダイビングのインストラクターの仕事が楽しいと思える理由の一つに、普通の生活をしていたら会えないようなたくさんの人達に会えて、自分自身大好きな海をその人達と一緒にダイビングする事によって、僕もその人達も一緒に楽しめるという所に楽しさを感じます。そしてその人達の話しを聞くのもすごく楽しいし、年上の人だったらアドバイスしてくれる人もいるので勉強にもなります。だから僕は、インストラクターとして働いたたくさんの事を実際に体験したうえで、インストラクターを取って良かった。それとこの仕事の自分なりの楽しさを見つけました。
そして4月にオーストラリアに戻ってきて、現在Bundabergという町のDive Centerで、インストラクターをAirlie Beachで一緒に取った人と2人で働いています。この町はピッキングで有名な町で、日本人の人達はピッキングをして働いています。でもダイビングではあまり多くの人に知られていませんが、Great Barrier Reefの最南端のポイントLady eliottoやLady muscpaueに行く事ができて、そこは自然もたくさんあり、海もすごくきれいです。そして今、僕達の他の日本人スタッフはビジネスビザを取得して外人スタッフと協力しながら、たくさんの人達にBundabergの良さを知ってもらおうと毎日頑張っています。そして第2の海外生活をBundabergでスタートさせようとしています。
取敢ず僕のワーホリ生活はこんな感じですが、ワーホリの生活を楽しくするも駄目にするも全部自分次第でどうにでもなります。これは僕が身をもって体験しました。そして自分とは全く違う目的でオーストラリアに来ている人達もたくさんいるので、そういう人達と話すのもすごく楽しいですし、オーストラリアを1周している人達と運良く会って、話しをして自分が行った事のない町の話しを聞くのも楽しいです。今は、ワーホリでこういう生活していろんな事を経験して本当に来て良かったと思います。
だから海外でこういう経験をするチャンスを与えてくれた家族をはじめ日本での友達、そしてオーストラリアに来て知り合ったたくさんの人達に心から感謝しています。
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